神奈川県の医師転職情報・求人傾向・給与

神奈川県の病院数・医師の人数

2018年の神奈川県の病院数は339施設、一般診療所は6,765施設です。

2017年の神奈川県の医療費は2兆6,231億円となり、内訳は、医科1兆8,419億円、歯科2,074億円、調剤5,610億円、訪問看護療養128億円です。

2016年の東京都の医師の人数は「19,476人」内「18,784人」が医療施設に従事しています。
（男性：14,150人　女性：4,634人）

医師を取り巻く神奈川県の環境

横浜、川崎、相模原の3つの政令指定都市を含む神奈川県は、東京都の南に位置し、西は山梨・静岡に接しています。神奈川県は西から「山地」「平野と台地」「丘陵と沿岸部」の3つの地形に分けられ、神奈川県全体で人口約918万人、413万世帯（平成31年4月1日現在）が暮らしています。

今後は全国平均をはるかに上回る早さで高齢化が進むことが予想されており、高齢者のための医療需要が高まるとともに、医療の人材不足が懸念されています。神奈川県では2012年に「医療のグランドデザイン」を策定し、課題解決の方向性や取組みを示しています。

神奈川県の医師転職背景

神奈川県の医師の給与は、平均1,165万円（2015年の政府統計）です。神奈川県では「臨床研修制度」変更後、臨床研修医が大幅に増加していますが、産科や小児科などの診療科ごとの配置や病院機能にも地域偏在が見られます。

二次医療圏全体で病床過剰であっても、他の地域や診療科では病床が不足しているなどの偏りがあり、県央医療圏をはじめ、救急輪番体制を維持することが難しくなっています。二次救急の拠点や救命救急センターの設置、横須賀・三浦医療圏では産科の強化などの課題があります。緩和ケア病棟が不足している医療圏もあるため、神奈川県ではこれらを担える医療施設と医師が求められています。