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兵庫県の転職背景
兵庫県は日本全国のさまざまな地域の特色を持ち、日本の縮図とも言えます。豊かな自然が豊富で、有名な農林水産物がたくさんあり、農林水産業の取組みや農林水産物も地域によって工夫されています。工業分野では、阪神、播磨の二大工業地帯で、鉄鋼、造船、機械、化学工業を軸として発展してきました。
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兵庫県の産業別就業者の割合
2015年の兵庫県の人口は5,535千人(7位)・就業者数は2,444千人です。
44.16%の人が就業しています。
兵庫県の産業別就業者の割合は次の通りです。
農業・林業 | 建設業 | 製造業 | 運輸業・郵便業 |
---|---|---|---|
1.8% | 6.4% | 18.6% | 5.5% |
43位 | 43位 | 15位 | 7位 |
卸売業・小売業 | 宿泊業・飲食 サービス業 | 医療・福祉 | サービス業 ※1 | その他 |
---|---|---|---|---|
16.1% | 5.5% | 12.7% | 6.0% | 27.4% |
6位 | 16位 | 26位 | 12位 |
※1) 他に分類されないもの
・(平成27年国勢調査 就業状態等基本集計結果より)
兵庫県の産業
兵庫県には日本の時刻を決める東経135度の子午線が通っています。
北は日本海に、南は瀬戸内海に面し、中央には高い山があります。瀬戸内海側の地域は一年中温暖でよく日が照りますが、日本海側の地域に多い高原の夏はすずしく、冬には雪が降ります。
兵庫県は日本全国のさまざまな地域の特色を持ち、日本の縮図とも言えます。豊かな自然が豊富な兵庫県には、有名な農林水産物がたくさんあり、農林水産業の取組みや農林水産物も地域によって工夫されています。
兵庫県の農業
兵庫県は農作物では米が一番多く作られ、酪農などの畜産も盛んで、但馬牛の飼育が有名です。農家の数は81,416戸(2015年)、耕地面積は73,800ヘクタール(2018年)、農業産出額1,634億円(2017年)です。
林業
2018年現在、兵庫県の森林面積は559,790ヘクタールで県土の67%を占めており、県内の民有林の42%は苗木を植えた人工林です。林産物は。木材、椎茸などのきのこ、炭や薪が多く生産されています。
製材工場数は107工場(2017年)、林業に従事する人の数は821人です。
漁業
兵庫県は海の資源も豊富です。日本海では沖合漁業が、瀬戸内海では沿岸漁業やノリが養殖されています。
・養殖業の生産量69,657トン(2016年)
・漁獲量55,861トン(2016年)
・漁船の数 6,623隻(2017年)
・漁業に従事している人の数 5,334人(2013年)
商業
・商業(卸売業・小売業)の数 42,050事業所(2014年)
・商業に従事している人の数 352,423人(2014年)
・年間販売額14兆3,793億8,318万円(2015年)
工業
・兵庫県内の工場の数 14,104事業所(2014年)
・工業に従事している人の数 358,356人(2016年)
2015年現在、製造品を出荷額の多い順に並べると、化学工業 12.6%、鉄鋼業12.2%、電気機械器具10.7%です。
兵庫県の工業と地場産業
兵庫県の産業は、阪神、播磨の二大工業地帯で、鉄鋼、造船、機械、化学工業を軸として発展してきました。一方で郷土の歴史と伝統が受け継がれ、地域と密着した地場産業が県内各地で形成されています。
兵庫県内には、約40業種の地場産業が集積し、特に清酒、皮革、手延素麺、かばん、線香、釣針などは全国トップシェアを誇っています。他にも、ケミカルシューズや播州織、三木金物(利器工匠具)、淡路瓦などが全国的に著名な産地として知られて、各地域において重要な役割を果たしています。
食料品
手延べそうめん(播州・淡路)、乾麺、清酒、醤油、姫路菓子
繊維
播磨織、糸・染色、但馬ちりめん、靴下、作業手袋、撚糸神戸アパレル
化学・雑貨
皮革(一時製品)、にかわ、ゼラチン、ゴム製品、ケミカルシューズ、マッチ、線香、神戸家具、そろばん、木工芸品、杞柳製品、豊岡かばん、故繊維加工、真珠核、真珠加工
窯業・土石
出石焼(磁器)、丹波立杭焼(陶器)、粘土瓦、宝殿石(竜山石)
機械・金属
鎖、ボルト・ナット、利器工匠具、家庭刃物(小野金物)、鎌、ゴルフ用品、釣具、釣針
兵庫県の農業
米
兵庫県の農産物で一番生産量が多いのが米で、ご飯にして食べる「うるち米」、もちを作る「もち米」、酒を作る「酒米」の3つの種類があります。
生産量の約8割がうるち米で、「コシヒカリ」や「キヌヒカリ」「ヒノヒカリ」といった、有名で美味しいと言われる米が沢山作られています。
うるち米の次に生産量が多いのが酒米です。
兵庫県には、灘五郷という昔から酒造りがさかんな地域があり、酒米が栽培されています。酒米の生産量は全国の約3割が作られ、日本一です。特によい酒の原料となる「山田錦」は、北播磨地域や神戸・阪神地域北部で作られており、全国に出荷されています。
麦作り、大豆
播磨地域を中心に麦が作られています。以前は兵庫県内全域で麦が作られていましたが、外国から安く輸入されるようになってからは、あまり作られなくなりました。現在では加西市、姫路市、たつの市などで作られています。
大豆は普通大豆と黒大豆があり、普通大豆は西播磨地域を中心に、黒大豆は丹波地域、北播磨地域、西播磨地域を中心に栽培されています。兵庫県では黒大豆の方が多く生産され、特に「丹波黒」は粒が大きく、全国的に有名です。
野菜
兵庫県では60種類以上もの多くの野菜が作られています。
播磨地域のれんこん、但馬地域の岩津ねぎ、丹波地域のやまのいも、黒大豆のえだまめ、淡路地域のたまねぎやレタスなど、地域の気候風土に合わせてさまざまな野菜が作られています。特に、たまねぎ、レタス、キャベツ、はくさいなどの生産量は全国でも高順位です。
くだもの・花
兵庫県では、ぶどう、いちじく、くり、びわ、みかん、ももなどが作られています。
花作りでは淡路市を中心にカーネーションが、南あわじ市や三木市を中心に菊が作られています。カーネーションなどの切り花や、ビオラなどの花だん用の苗の出荷量は全国的にも高い順位です。
兵庫県の畜産業
肉用牛
兵庫県は全国的に有名な「但馬牛(たじまうし)」の原産地です。農家では次のいずれかの方法で牛を育成しています。
繁殖農家…母牛から子牛を産ませて8~9か月育てたあと子牛市場で売る
肥育農家…子牛を大きな牛に育てて売る
但馬牛の子牛は、但馬地域、淡路地域でたくさん産まれ、神戸市、三田市、加古川市、西脇市、篠山市などで肥育されています。
乳用牛
牛乳は乳用牛の乳をしぼって作ります。乳用牛は、淡路地域や神戸市、播磨地域(東播磨)で多く飼われています。
採卵鶏(さいらんけい)
卵を産ませるためのにわとりを採卵鶏といい、播磨地域などでも飼われています。兵庫県全体では年間約14億個の卵が出荷されています。最近では何万羽ものにわとりを飼い、自動で卵を集めて洗い、パックづめまで行う養鶏場が多くなっています。
肉用鶏(にくようけい)
但馬地域では肉用鶏(肉にするにわとり)が多く飼われ、ほとんどが生まれて50日ほどでとり肉になるブロイラーです。
ブロイラーの他に、各地で昔から飼われてきた種類のにわとり「地鶏(じどり」も飼われています。また、兵庫県では「ひょうご味どり」という地鶏が飼われ、コクと歯ごたえのある食感が特徴です。
豚
豚は播磨地域などで飼われています。豚は150日ごとに子を産み、子豚は生まれてから約180日で出荷されて豚肉になります。
兵庫県の林業・森
兵庫県は県土の約7割が森林です。
林業では木を育てて木を切り出し、家の柱や板などの材料や、家具などの材料、さらに細かく加工して発電用の燃料(チップ)などが作られます。兵庫県では多くのボランティアの人たちも森林を守り育てる活動に参加しています。
人工林と天然林
兵庫県の人工林は森林全体の42%で、スギとヒノキが多く植えられています。
天然林は、自然にはえた木が大きくなったもので、コナラやアラカシなどの仲間が多いです。
兵庫県の水産業
兵庫県は、北は日本海、南は瀬戸内海に面しており、太平洋にも開けています。日本海や瀬戸内海には多くの川が流れ込み、それぞれの海や川ではさまざまな魚がとれます。豊かな海や川にめぐまれた兵庫県では、昔からいろいろな漁法が工夫され、漁業が発展してきました。
日本海
冬に風や波が激しく、浅瀬が少ない日本海では、大型船による底びきあみ漁業や、蟹かご漁業などの沖合漁業を中心に、沿岸ではいかつり漁業などが行われています。
沖合底びきあみ漁業
水深100~600メートルの海底であみをひき、ズワイガニ、カレイ類、ハタハタ、ホタルイカなどをとります。漁は9月から翌年の5月まで行われます。
ベニズワイガニかご漁
サバなどのえさを入れたかごをロープに200個ほどつるして水深800~2,000メートルの海底にしずめ、ベニズワイガニを誘い込んで捕獲します。
いかつり漁業
夜にとても明るいランプで海面を照らしてスルメイカなどを集めます。集まったイカを「イカ(つり)ロボット」と呼ばれる自動いかつり機がつりあげます。
瀬戸内海
兵庫県は瀬戸内海の東にあり、一年中気候が穏やかで、小型船による底びきあみ漁業、船びきあみ漁業、つり漁業などの漁業と、ノリやカキなどの養殖業が行われています。
小型底びきあみ漁業
海底をあみでひき、カレイ類、エビ類、アナゴ、タコ、スズキなどを捕ります。地域や季節によって捕獲出来る魚が変わるため、しかけやあみの目の大きさ、形には様々な種類があります。
船びきあみ漁業
2せきの漁船を使って海面近くで大きなあみをひき、イカナゴやシラス(カタクチイワシの稚魚)を捕獲します。
つり漁業
手づり、ひきなわづりなどいろいろな漁法があり、アジ、タチウオ、マダイなどが捕れます。魚の体に傷がつかないメリットがあります。
放流・養殖
栽培漁業
栽培漁業は陸上の水そうで卵から育てた稚魚や稚ガニを海に放流して、大きく育ててからとる漁業です。兵庫県の栽培漁業センターでは、マダイ、ヒラメ、マコガレイ、オニオコゼ、ガザミ、クルマエビ、クロアワビ、サザエの稚魚や稚ガニ、稚貝を育て、日本海や瀬戸内海に放流しています。
養殖業
魚や貝、海そうなどを漁業者が育てています。主に瀬戸内海で行われ、瀬戸内海ではノリの養殖が有名です。兵庫県のノリ養殖は1965年ごろから盛んになr、現在は全国一をあらそう水揚量となっています。11月から翌年5月まで各地の海で、ノリを育てるあみを海にうかべる「うきながし」という方法で養殖されています。
川の漁業と養殖業
大きな川ではアユなどの稚魚を毎年たくさん放流し、釣られています。また、但馬地域を中心にして、ニジマスやアマゴの養殖業も行われています。