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千葉県の産業別就業者の割合

2015年の千葉県の人口は6,223千人（6位）・就業者数は2,880千人です。
46.28%の人が就業しています。

千葉県の産業別就業者の割合は次の通りです。

※1) 他に分類されないもの
・(平成27年国勢調査　就業状態等基本集計結果より）

千葉県の農業

千葉県は土地が平坦で温暖な気候であることから、農業に向いた土地です。大消費地である東京都や神奈川県に近く、近郊農業が盛んで2015年の農業産出額は全国第4位です。

2012年の品目別収穫量は葱・蕪・ホウレンソウ、サヤエンドウ、枝豆、春菊、梨の収穫量が全国第1位、大根、人参、さといも、ソラマメ、スイカ、ビワが全国第2位、キャベツ、ショウガが全国第3位と、さまざまな作物が豊富に育つ環境が整えられています。ごぼう、トマト、二十世紀なしなどの作物、稲作や酪農、花卉類の生産も盛んです。

南房総では暖かい気候を利用して花が育てられ、花の産出額（2015年度）は全国第2位を誇ります。

千葉県の特産品

千葉県では落花生が特産品として全国的に有名です。
栽培地域は干潟地方（匝瑳郡と海上郡にまたがる地域）から山武郡、香取郡、印旛郡など北総一帯へ広がり、旭市鎌数の伊勢大神宮に「落花生の碑」が建てられています。

千葉県の酪農千葉県は日本の酪農発祥の地とされています。
1728年、徳川吉宗により、インド産といわれる白牛（はくぎゅう）が輸入され、現在の南房総市で乳製品作りが始まったのが起源とされ、2000年現在、生乳生産量では全国第3位です。

千葉県の農作物一覧

【穀物、野菜など】
・収穫量日本一
落花生、キャベツ（春）、サトイモ、ニンジン（冬）、タマネギ（春）、ほうれん草、枝豆、シュンギク、大根、三つ葉
・穀物、野菜その他
クリ、コメ、サツマイモ、スイートコーン、カブ、トマト、茶、本納ネギ、ひかりねぎ、カブ（生産量日本一）、たけのこ、しいたけ、

【果物など】
メロン、ビワ、スイカ、ナシ（生産量日本一）、イチゴ、ミカン、イチジク、ウメ、カキ

【畜産物類】
牛乳、上総牛、房総地どり、北総豚、ソーセージ（製法発祥）

【植物など】
花（菜の花、コスモスなど）、植木：匝瑳市（生産額日本一）、ペチュニア:（花壇用苗出荷量日本一）

千葉県の水産業

千葉県の三方が海に接していることから水産業が盛んで、イセエビの漁獲量は全国第1位です。
2009年の漁業総生産量は全国第6位で、特に銚子魚港は全国有数の漁港として知られています。館山、勝浦にも漁港があり、鰯や鯖の水揚げが多く、東京湾では海苔の養殖も行われています。

かつては遠浅の干潟が広がる千葉市など、東京湾奥部でも養殖が盛んに行われていましたが、沿岸の埋め立てにより消滅しました。現在は、木更津市や富津市、船橋市などの遠浅の海で養殖されている海苔は江戸前海苔として珍重され、香りや味の良いアサクサノリを復活させる取り組みも行われています。

水産物一覧

【海産物など】
アジ、イワシ、カタクチイワシ、カツオ、カレイ、カジキ、キンメダイ、クジラ、クロダイ、コノシロ、コハダ、鯖、秋刀魚、スズキ、タイ、トコブシ、ヒラメ、マイワシ、マコガレイ、マダイ、ムツ、アサリ、アワビ、イカ、イセエビ、ウニ、車海老、サザエ、ナガラミ、テングサ、江戸前のり、ハマグリ、バカ貝、ヒジキ、ホンビノスガイ

【川産物など】
アオノリ、シジミ、アユ、イワナ、ウナギ、コイ、ヤマメ

千葉県の製造業、鉱業など

千葉県では江戸時代から醤油やみりんなどの醸造業が作られてきました。
特に日本の醤油発展の歴史や生産量で群を抜いており、日本一の醤油産地となっています。日本国外への醤油工場建設なども盛んです。

千葉港とその周辺の埋め立て地を中心とした京葉工業地帯では重化学工業が発展し、千葉県の工業の特色として、化学工業と食料品工業の比重が高いです。
市原市では工場規模は県内でトップ、茂原市周辺では豊富な天然ガスを利用した工業が盛んです。また茂原市の天然ガス生産量は日本一です。

天然ガス鉱床（ガス田）から産出するヨウ素は世界でも有数の産出量で、日本が世界に輸出するほとんど唯一の鉱物資源です。1999年の千葉県の生産量は年間約5,700tで、全国の約87%を占めています。ヨウ素の産出は世界の約35%を日本が占めており、千葉県は世界一のヨウ素産出地です。

工業製品一覧

【工業、化学製品など】
鉄鋼、プラスチック、ヨウ素（生産量世界一、埋蔵量世界第2位）

【飲料、調味料など】
醤油、みりん、味噌、酒、ジュース、ビール

【食品など】
ソーセージ、佃煮、漬け物、煎餅、パン、缶詰、ゼリー、サブレ、ようか