4-9)転職活動で差をつける・プレゼンブックレットの作成
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転職活動は自分を売り込む「営業」という側面もあり、履歴書や職務経歴書は自分のカタログであるとも言えます。
ここにオリジナルで作成したプレゼンブックレットを追加する人もいます。特にクリエイターなどは、自身の実績や作品を綴っておくことで、商品サンプルにもなります。
プレゼンブックレットを作成するメリット
人はテキスト(文字列)の羅列よりもカタチになっている方、また色味がある方が内容を短時間で認識しやすく、記憶にも残りやすい傾向にあります。興味を持ってあなた自身を知ってもらうには、作品や実績を視覚的にアピールする方が、相手の興味を引くのに向いています。
基本的にはプレゼンブックレットは制作物がある人が作成するものですが、クリエイターでない場合でも、資格証明書などのコピーは信用にも通じ、インパクトが違います。作成した資料のダミー(数字などを抜いたレイアウトのみの資料)などをまとめることで、自身の技術やセンスを即座に理解してもらえます。
自分がアピールしたいことを読み流されないためにも、プレゼンブックは大変有効です。
プレゼンブックに入れるもの
プレゼンブックは自由に構成できます。
クリエイターであれば過去の制作物の写真やデータ、印刷物がアピールしやすい材料となるでしょう。
クリエイターでなくても、さまざまな資料を綴ることができます。
過去の勤務先の企業パンフレットで、応募先の業務に関連するもの、取扱商材のカタログ、金属表彰状、受講研修のカリキュラム表、担当したエリアマップなど。
相乗効果による、もうひとつのメリット
自分自身の業務履歴の洗い出しとプレゼンブックの製作は、自分自身の職業履歴の棚卸しにもなり、 忘れていた経験を思い出すことができます。過去のことを思い出し、順に書き出していく作業は大変なことではありますが、視覚化することで、「自分はこれだけの経験があり、こんなこともできる!」という自信が湧いてきます。転職活動をするためのモチベーションにもなり、ポジティブな姿勢で臨むことができます。企業はポジティブ思考の人を必要としますので、転職活動が良い方向へ進むことは間違いありません。
プレゼンブックを持っている人は少なく、転職活動の取り組む姿勢や、売り込み、自分自身を伝える技能への評価にもつながり、他の応募者との差別化にもなります。
面倒でも、ぜひ、プレゼンブックを作成して、転職活動の段階からあなたの技能を発揮して下さい。