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3-A)事務職の職務経歴書具体事例

事務職の職務経歴書

具体的な職務内容と特技は必須

経験した職務内容を詳細に見やすく記載します。
事務系の職種はライバルが多く、経歴、経験値が合否を分けます。実績や成果を数字で出すことは難しい職種ですが、数字で実績を示せることがあれば、記載するようにしましょう。また、これまでに経験した職務内容と知識について、詳細に記載し、事務系のエキスパートであることを伝えましょう。

事務職といっても分野は多岐に渡ります。
企業規模が大きい場合や支店・店舗が多い場合はさらに業務が細分化されています。応募者は採用側が期待している内容、「どれだけの年数、どのような仕事をしてきたか」を明確に伝わる文章を書かなくてはいけません。
事務職の場合は従事してきた年数が習熟度と比例する傾向にあるため、採用側に参考になります。

時系列式か、キャリア式か

事務職は通常、時間が経つとともにキャリアを積み上げ、業務内容も高度になり、仕事の範囲も広がっていきます。順を追って記載することで、習得する能力、スピードが分かりやすいため、時系列式で順に記載していくことで採用担当者に技能や経験が伝わります。
ただし、転職や異動が多く、1つの業務を行なっていた期間が短い場合や、前後の仕事に関連性が薄い場合は、キャリア式または複合式の方が、強みをアピールしやすくなります。

職務の記述は箇条書きが理想ですが、30歳以上の人は多数の種類や業務を行ってきた経歴があることが多く、この場合は職務内容の概略、代表的なものを記載し、詳細は枠組みで記載する方法もおすすめです。

パソコンのスキル

現在はほとんどの人がパソコンを操作出来ますが、その内容も様々です。パソコンのスキルは事務職を行う人にとって大変重要ですので、詳細に記載しましょう。

  • 応募する職務に直結する資格
  • 応募する職務に関係する資格
  • 使えるソフトと具体的なスキル(レベル)

事務職の職務経歴書で注意すること

入力ミスをしないこと

事務職の職務経歴書はそのままスキルを見られることになります。正確さと見やすさは事務員としての資質そのものになりますので、記述ミス、誤植に注意しましょう。

事務職の売りのひとつは人物

事務職では実績やスキルを具体的に記載することも大切ですが、ただ出来ることを羅列するのではなく、人物像をイメージ出来るような仕事ぶりも記載します。
スキルだけでなく、魅力的な人物像を印象付けられれば、会ってみたいと思ってもらえ、面接に進める可能性が高くなります。

事務職職務経歴書の具体的事例

スタイル キャリア式

職務経歴書

富士 花子

経験知識要約

株式会社●●●●の経理・財務を11年、●●●●株式会社の経理を5年間勤める。株式会社●●●●では経理・財務の他に新入生の教育係も務め、各種教育者としての研修にも参加。後輩が速やかに経理及び関連事務についての技術を上げ、スムーズに子会社へ出向できたことで評価を得る。自身は簿記2級の資格を持ち、次回1級を受験予定。正確な簿記の記載を行うことができ、財務については年間の資金計画、予算管理、借入や株式の発行による資金調達の調整など、会社の資産調整業務の資料作成を得意とする。

主たる経験及び達成事項

■ 経理・財務(通算16年)

経理・財務の過去5年〜10年の月次決算の概要を示すことができる

月次ごと、四半期ごとの財務諸表の流れを概ね示すことができ、過去の収益性、成長性、需給バランスを結果と照らし合わせ、結果至った原因分析を行っていた。営業との打ち合わせにより市場動向を勘案して提出された売上目標に基づき、必要経費と市場金利動向を予想して利益計画を作成し、短期計画、長期計画の方向付けを行う。売り上げ、予算に対する実績報告を毎月行い、経営者が毎月確認して速やかに方向を修正できるよう、期日を守って提出。責任者が迅速で的確な判断をできるよう、数字の正確性に気を配ってきた。

  • ・正確な簿記の記述が可能(税理士報酬を抑えることができた)
  • ・銀行から資金を調達するときに説得力のある資料を作成できる
  • ・法人税、都道府県市民税、消費税、償却資産税、の申告書の記載が可能
  • ・公認会計士、国税局調査の立会い経験がある
  • ・中長期の資金計画表を作成することができる

■ 経理・財務関連の教育係(通算5年)

子会社の経理担当者を外部からではなく、内部から教育することができた

書類の仕分けのスキルだけではなく、企業の製品、サービスの性質を理解してもらい、市場の動向、サービス展開の背景を理解してもらった上で経理処理を行えるように後輩を教育。そうすることで、子会社の開業当時からサービスと数字の性質を理解した人が経理を行うことが可能となり、親会社との取引や打ち合わせがスムーズになった。

  • ・企業の性質に応じた簿記ができるポイントを教えることができる
  • ・仕分けを間違えない方法を教えることができる
  • ・簿記の技術だけではなく、企業が展開するサービスや市場背景から理解してもらえるため、数字における違和感に速やかに気づき、誤りを正せる人を育てられる
  • ・資格の重要性を理解してもらい、早期に簿記などの資格を取得してもらえた
  • ・経理部門(事務部門)の接客について後輩が顧客から褒めてもらうことがあった
  • ・質問しやすい雰囲気作りを行い、業務が滞らない環境を整えた

■ 行政届け出資料作成と税務書類作成知識の習得(通算5年)

各行政への届け出資料、納税事務における資料作成を可能とし、専門家への業務委託経費を減額した

取締役会議事録など、各行政への届け出資料の作成を可能とし、司法書士への業務委託費用を削減。また、納税書類作成などの一部を行えるようにしたことで、税理士報酬の削減にも成功した。

  • ・取締役会議事録、株主総会議事録の作成ができる(定款、取締役、監査役の変更登録も可能)
  • ・月次税務処理、納税書類作成の一部を行い、税理士報酬を減らすことに成功

免許・資格

日商簿記検定2級 ●●●●年 ●●月
ビジネス会計検定試験3級 ●●●●年 ●●月

PCスキル

Word 文章、テーブル作成(議事録、契約書など)
Excel データ入力、データ表作成、グラフ作成、表計算など
Access データベース構築、必要データ出力システム構築
会計ソフト 勘定奉行、弥生会計、SAP
Photoshop 画像リサイズ、簡単なパンフレット作成

セールスポイント

  • ・経営戦略立案、計画・企画が得意
  • ・法人税法、所得税法に詳しい
  • ・健康保険、厚生年金などの社会保険にも詳しく、給与計算も可能
  • ・銀行からの資金調達に説得力のある資料制作ができる
  • ・後輩に仕事を教えることを得意とし、短期間で一人で仕事ができる人に教育できる

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